排ガス関連の診断に関する要件は現在OBD IIとして知られるオンボード診断(OBD)で規定され、米国のSAE J1979規格と欧州のISO 15031規格で規定されています。 2021年4月、SAEインターナショナルは、 SAE J1979の後継規格 である SAE J1979-2(OBDonUDS)を発表しました。この規格はUDSとしてISO 14229で標準化されたサービスに基づいて、OBDシステムとテスター間の通信を記述しています。

上の表は、ISO 14229で規定された全26のUDSサービスのうち、OBDonUDSとの診断通信に使用されるサービスを示しています。4つのマークされたサービスは、サブファンクションバイト(0x19と0x31)または2バイトのデータ識別子(DID)でパラメータ化されています。
| 診断データベース作成ツール | DTS9-VENICE |
| 診断アプリケーション | DTS9-MONACO |
| アフターセールス向け診断ツール | Softing TDX |
| 診断サーバ | Softing SDE |
| 診断API | D-PDU API |
| 診断インターフェイス | VINING 1000 |
| VINING 2000 |

SAE J1979-2準拠 UDSベースのOBD通信

これからの車両・ECU診断の新しい規格

ISO 22901-1準拠 ECU診断データベースフォーマット ODX(Open Diagnostic data eXchange)

ISO 13209準拠 ECU診断テストシーケンス OTX(Open Test sequence eXchange format)

ISO 14229準拠 ECU診断通信プロトコル UDS on CAN/K-Line/Ethernet

ISO 13400準拠 EthernetベースのECU診断通信プロトコル DoIP (Diagnostice over IP)

ISO 27145準拠 大型商用車向けECU診断通信プロトコル WorldWide Harmonized OBD

ISO 15031準拠 ECU診断通信プロトコル On Board Diagnostic

ISO 15765準拠 ECU診断通信プロトコル Diag on CAN

車両またはECUにシンボリックにアクセスする診断サーバのAPI

ECU診断に特化したパワフルなアプリケーションインターフェイス(API)

シンプルな診断通信のためのプログラミング・インターフェイス(API)